Readme for SHS193B.ZIP 2/20/2003 Shsmod - Serial High Speed Mode設定ユーティリティ Version1.93beta ●SHSMODとは? あまり知られていませんがAT互換機に使われているMulti IO chipには シリアルポートを通常のAT互換機の上限と言われている115,200bps以上に 設定できるHigh Speed Modeを持っているものが少なくありません。 但しデフォルトでは無効となってたりドライバーが対応していなかった りでそのままでは使えません。  shsmodはこれらのchipを判別し、High Speed Modeの設定及びWindows95 /98のシリアルドライバーへのパッチを行って115,200bps以上の転送レート を扱えるようにするユーティリティです。 115,200bpsではフルに性能を発揮できない場合、例えばISDN 128K,ISDN V.120, 33.6Kもしくは56K modem + V.42bis圧縮使用時などにPCとの転送 速度を上げるのために役立ちます。そのほか橘屋鶴蔵氏 (http://www.butaman.ne.jp/~tsuruzoh/)作のディジタルカメラコントロー ルユーティリティ、cameと併用して一部のディジタルカメラで115,200bps を越える速度でのシリアル転送を行うのにも使えます。  最近、質問が多いので最初に断りますがSHSMODはPC側のシリアルポート の速度を115,200以上の速度に設定できるようにするもので、OSやシリアル ポートやモデムの性能を上げるものではありません。これは、モデムやTA、 またはそのドライバが最初からサポートしている通信速度とは無関係です。 また、シリアルポートを使わない内蔵モデムや内蔵TA、PCMCIA、USB接続 タイプのモノには効果がありません。そもそも使われないので無意味です。  SHSMODは最初、原作者のGigo氏(http://homepage1.nifty.com/gigo/) が作成した、DOSの小さな別の名前のプログラムだったのですが、WindowsNT 用や、Windows95用がやがて作られ、さらには他の協力者の手によって、 FreeBSD用や、Linux用も作られました。Gigo氏自身がもうすでに使う事が 無くなり、ほとんどメンテナンスできなくなってしまったという事なので、 知り合いである私が、デバイスドライバーズという会社を作った時にこの ソフトを掲示板とともに引き取る事にしました。 弊社、デバイスドライバーズでは今後、SHSMOD関連のソフトウェアのメン テナンスを行うとともに、このアイデアを元に製品開発を目指して行く予 定です。従来までのレポートウェア同等機能の分に関しては、今まで同様 に公開して行く予定で、扱いはフリーソフトに準じます。新チップへの対 応やサポートが遅れる事がありますが、製品ではないという事でご容赦を お願い致します。 ソースコードに関しては、Gigoさんが開発された分に関しては今まで通り 公開して行きますが、弊社で手を加えた部分は非公開とします。最新版の ソース公開を要望される方(会社)に対しては、有償にて公開します。 また、雑誌への掲載や製品へのバンドルの際には、デバイスドライバーズ 宛に必ず連絡して、許可を得て下さい。 サポートするチップの概略は、以下に示しますが、詳細は別ファイ ル(dvpatch.htm)に掲載しています。また最新情報は、デバイスドライバ ーズのサポートページ(http://www.devdrv.co.jp/shsmod/dvpatch.htm) を参照して下さい。現在、このソフトに関してGigo氏は原作者である、 といった以上の関与はしていません。くれぐれも直接連絡を取られない ようにお願い致します。 ALI:(230400,460800bpsサポート) NS:(230400,460800,921600bpsサポート) SMC:(230400,460800bpsサポート) WinBond:(230400,460800,921600bpsサポート) VIA VT82C686A/B:(230400,460800bpsサポート) サポートしないチップ NS PC87306,PC87336 機能無し。 SMSC FDC37C665GT,666GT 機能無し。 SMSC LPC47M172 機能無し。 WinBond W83777 機能無し。 WinBond W83877F/AF 仕様バグ。 ITE IT86xx/87xx/88xx 機能無し。 SiS950 機能無し。(中身はITE IT8702) VIA VT8231 面倒くさい。 ●使い方 1. SHSMODを適当なディレクトリに展開します。 2. 既にSHSMODがインストールされている場合は"SHSMOD uninstall"ショートカ ットアイコンをダブルクリックして一度、アンインストールしてから5に進みま す。リスタートする必要はありません。 3. 次に"SHSMOD check"ショートカットアイコンをダブルクリックして使用チッ プのチェックを行います。以下のように表示されればサポート対象のチップが 使われています。 表示例) shsmod V1.93 beta (3/20/2003) http://www.devdrv.com/ copyright(c) 1996-2000 O.Imaizumi, Device Drivers Limited. Winbond W83977ATF at 03f0h detected Winbond Patch driver detected COM1 (0000h): Unsupported. COM2 (02f8h): Supported, Mode = High Notify -- PS/2 Mouse detected(02, c427) ★サポート対象外のチップの時) shsmod V1.9 release (9/18/2000) http://www.devdrv.com/ copyright(c) 1996-2000 O.Imaizumi, Device Drivers Limited. Sorry! it cannot detect high speed SIO chipset. (Maybe unsupported SIO chipset?) Please check supported chipset with below command. SHSMOD L[ist] こうなったら諦めてください。諦めの悪い人は後述の「判定結果に納得で きないとき」の項目を見てください。 また、1.9のリリースでは、サポートできなくとも、なるべく多くのチップを 認識させるようにしています。さらに、動作検証できてなくても可能であれば、 HighSpeedModeで動作を試みます。(Winbond 83697HF/NS PC87338/NS PC97338) *ITE Chip ID = IT8712 ITE IT87xx/SiS950 at 002eh detected Original driver detected COM1 (03f8h): Supported, Mode = Low COM2 (02f8h): Supported, Mode = Low Notify -- PS/2 Mouse detected(00, c427)  と表示できても、チップを認識しているだけです。実際にこのチップ がHigh Speed Modeをサポートしているかは、"SHSMOD Hi"ショートカット アイコンをダブルクリックして確認して下さい。 *ITE Chip ID = IT8712 ITE IT87xx/SiS950 at 002eh detected Sorry, This chip doesn't have a high-speed serial mode!  となったらば、非サポートが確認されているチップです。 High Speed Modeで動作させる事はあきらめて下さい。 4.インストール 次に、適当なディレクトリを作ります。このディレクトリから起動する よう、AUTOEXEC.BATに書き込むのであまりいい加減なところは避けた方が 賢明です。 推奨は\bin\shsmodでしょうか。そこにアーカイブの中身をすべてをコピー して"SHSMOD install"ショートカットアイコンをダブルクリックします。 shsmodはserial driverのバックアップを作成した後、適切なパッチを 当て、Autoexec.batに"SHSMODのあるディレクトリの絶対パス\SHSMOD B H" という行を追加します。 注意:この指定はシリアルポートを両方ともHighに設定しますが、IrDA等に 使われているポートは誤動作する場合があります。また、Winbondチップで シリアルマウスを使用していると認識されなくなるのでSYSEDIT等で必要な ポートだけ指定するように書き換えてください。 動作例) SMC37C669 at 03f0h detected Original driver detected copy c:\windows\system\serial.vxd c:\windows\system\$erial.vxd 1 個のファイルをコピーしました. Backup original to $erial.vxd successful. Apply SMC Patch successful. copy C:\AUTOEXEC.BAT C:\AUTOEXEC.SHD 1 個のファイルをコピーしました. Backup AUTOEXEC.BAT successful. SHSMOD will replace line, REM C:\BIN\SHSMOD.EXE B H -> C:\BIN\SYSTEM\SHSMOD.EXE B H copy C:\AUTOEXEC.TMP C:\AUTOEXEC.BAT 1 個のファイルをコピーしました. Overwrite AUTOEXEC.BAT successful. *** Restart windows to take effect. *** 5.Windowsをリスタートしてください。 6.チェック リスタート後、再び"SHSMOD check"ショートカットアイコンをダブル クリックして、ドライバーに当てたパッチは正しいか、モードは"H"にな っているかを確認しておしまいです。問題がある場合は「トラブルシュー ティング」の項を参照してください。 実際に使えるかどうか試すには、ハイパーターミナルで、その速度を受 けつけるTAやモデムと接続してみるのが簡単です。多くのTA/モデムが"AT\S" コマンドでDTEスピードを答えます。SレジスタにDTEスピードが入るものもあ ります。例えばZyXELのTAは"ATS20?"で230400bpsの時0を、460800bpsの時14 を、921600bpsの時15を返します。詳しいS20レジスタの値と速度の関係は"AT$" コマンドででるオンラインマニュアルで確認してください。 実際に通信して速度を測ってみるのも手です。 7.レポート SHSMODはレポートウェアです。うまく動作した場合、SHSMOD check"ショート カットアイコンをダブルクリックした結果を http://www.devdrv.co.jp/bbs/shsmod.cgi に書き込んでください。また、うまく行かなくて納得できない場合、質問など がある場合もまた、 http://www.devdrv.co.jp/bbs/shsmod.cgi に書き込んでください。 レポートはメールでは受け付けていません。質問は掲示板にお願いします。 メールでの質問も原則的に受け付けません。 ●コマンドシンタックス 一般的にはインストール/アンインストールだけ知っていれば良いと思い ますが、コマンドシンタックスを以下に示しておきます。 表示のみ shsmod 表示例) SMC37C669 at 03f0h detected Original driver detected Port1(03f8h) Serial Speed Mode: Low Port2(02f8h) Serial Speed Mode: Low 両方のPortのHSModeを有効にする。 shsmod B H *ALI/SMCの場合HSModeにしてもよほどひねくれたもので無い限り従来のプログ ラムには影響が無いのでこれがお勧めです。 *WinBondの場合、対応パッチを当てたら必ずHにしないと1/8の速度になって しまいますのでこれがお勧めです。昔のDOSプログラムなど直接ポートを叩く ようなアプリケーションを使うときのみLにしてください。 *NSの場合も対応パッチを当ててLのままにすると1/8の速度になってしまいま すのでこれがお勧めです。PC87308を除いて昔のDOSプログラムなど直接ポート を叩くプログラムであってもLにする必要はありません。というか、一度Hにし てしまうとLに戻せないのですがその必要はないので問題ありません。一部のMB では最初からHになっていることもあります。 NS版(PC87308を除く)だけの機能として、昔のDOSプログラムなど直接ポートを 叩くアプリケーションの速度を固定できます。例えばSHSMOD 1 230400とすると、 アプリケーション側の設定にかかわらず常に230400bpsになります。0を指定する ことでアプリケーションから速度が変えられる通常のモードにもどります。 なお、Windowsプログラムの速度を固定することは出来ません。 両方のPortのHSModeを無効にする。 shsmod B L Port1のHSModeを有効にする。 shsmod 1 H Port2のHSModeを有効にする。 shsmod 2 H Port1のHSModeを無効にする。 shsmod 1 L Port2のHSModeを無効にする。 shsmod 2 L *Port番号とCOM nのnとは必ずしも一致しないので表示されるアドレスを見て 確認してください。 *オリジナルのドライバーではHに設定できません。 *NS版では一度、HにするとLに戻せません。 *Winbond版で古いDOS版のソフトで速度がx8になった時は"L"にしてください。 SHSMOD patch [winpath] winpathにあるserial.vxdにパッチを当てます。[winpath] を指定しない場合、%windir%\systemをwinpathとします。 %windir%もない場合は"C:\Windows\System"になります。 次にAutoexec.BATにSHSMOD B Hという行を追加します。 SHSMOD depatch winpathにあるserial.vxdを元に戻し、Autoexec.BAT中の関係する行をREM文 にして無効にします。 ●アンインストール "SHSMOD uninstall"ショートカットアイコンをダブルクリックし、 再起動後、ディレクトリを削除してください。 動作例) SMC37C669 at 03f0h detected SMC Patch driver detected copy c:\windows\system\$erial.vxd c:\windows\system\serial.vxd 1 個のファイルをコピーしました. Restore vxd backup file successful. copy C:\AUTOEXEC.BAT C:\AUTOEXEC.SHD 1 個のファイルをコピーしました. Backup AUTOEXEC.BAT successful. SHSMOD will replace line, C:\BIN\SHSMOD.EXE B H -> REM C:\BIN\SHSMOD.EXE B H copy C:\AUTOEXEC.TMP C:\AUTOEXEC.BAT 1 個のファイルをコピーしました. Overwrite AUTOEXEC.BAT successful. *** Restart windows to take effect. *** バックアップ、$serial.vxdが無い場合はコピーで戻せないため、デパッチ を行います。この場合、ドライバーの日付は元に戻せません。 その他、テスト/デバッグ用のシンタックスはソースを見てください。 ●サポート状況 WindowsNT: Linux: FreeBSD: それぞれ、別の対応版がありますので以下を参照して下さい。 http://www.devdrv.co.jp/shsmod/download.htm ●トラブルシューティング うまく動作しない場合、インストール後、"SHSMOD check"ショートカットア イコンをダブルクリックして正しいドライバーになっているか、Highに設定され ているか確認してください。正しいドライバーになっていない場合は一度、デパ ッチして、再度パッチしてください。Highに設定されていない場合は、コマンド ラインからSHSMOD B Hとタイプして正常に動作するようになったか確認し、問題 なければAUTOEXEC.BATに付け加えた行が起動時に実行されるか確認してください。 ●障害 *Windows98でNEC ATERMを利用した環境で、性能が著しく落ちる症状が報告 されています。シリアルオーバーランエラーが起きている可能性がありますが、 残念ながら、弊社ではATERMでの動作確認ができておらず、また弊社環境では症 状は再現しないため、対応のしようがありません。 *Windows98SEでSMCパッチを用いた場合に、エラーとなる例が報告されています。 MicrosoftがWindows98SEのSerial.vxdのソースを公開していないために、原因 が特定できません。 ●判定結果に納得出来ない時 サポートされているチップのはずなのに認識されない時はバニラDOSで試し、 それでも駄目ならコンフリクトが無いか調べてください。一部のM/Bではマニ ュアルに665IR/666IR/669,93xなどと書いてあってもUMC8669F,WinBond W83877 F,ALI5119などが使われていることが有ります。今のところ誤判定の報告はあ りませんが自分の目で確認するのが確実でしょう。 なお、該当のチップが載っていてもserialの機能は使っていないため効果が 無いという構成も有り得無くはありません。 またSMC37C665/6はアドレス3F0と3F1を使っています。X7F0,X7F1,XBF0,XBF1, XFF0,XFF1などもぶつかる可能性があります。さらに669/67x/68x/93x/957では 370,371に割り当てることも出来るのでX770,X771,XB70,XB74,XF70,XF71がぶつ かることも有り得ます。 さらに諦めの悪い人はコマンドラインから"SHSMOD B C"と打って、その結果 を調べてみる手もありますがお勧めしません。なお、SMC665GT,WinBond W83877A/AF, NS PC87306,PC87336 ITEのチップなどは既に駄目と判明しています。 ●Copyright・使用条件  本ソフトの著作権は原作者のGigo氏と(有)デバイスドライバーズに属します。  SHSMODはレポートウェアです。継続して使用する場合は正確な機種名に SHSMODの判定メッセージを添えて報告してください。但し、既に同一バージョ ンで動作報告のあるチップを使ったリストにない機種の場合は気が向いたらで 結構です。 レポート専用掲示板 http://www.devdrv.co.jp/bbs/shsmod.cgi その他の扱いはフリーウェアに準じます。 ●今まで動作確認が報告されている機種 ○ALI M1543を使用している機種 Aladdin IV+,Vを使用している機種の大半。M1543はAladdin IV+,Vの south bridgeです。ただし、MIOの無いSouth bridge,South Bridge 内のMIOを使用していないMBもあります。 ○665IR/666IR,669を使用している機種(推定含む) ASUS: P55TP4XE,P55T2P4(Rev 2.3C以前) ATT: Globalyst 520,530,550,590,600,620,630,200S Compaq: Prolinea III series DEC: Digital HiNote/Hinote Ultra EPSON: VM466R/VD466R FUJITSU: FMV-4100D4,FMV-466D4,FMV-5100D4,FMV-575D4 Olivetti: Desktop TOSHIBA: J-3100 PV590 ○93xを使用している機種(推定含む) 富士通 FMV-5133D5,5120D5,5100D5,575D5,590C3,5133DE3,5100DE3,5133T3 FMV-TOWNS Fresh・GS,Fresh・GT,FMV-TOWNS model H IBM Aptiva 765,PC-330(6873-JCP) 日立 FLORA 500 ○97xを使用している機種(推定) NEC ValueStarシリーズ ○W83877TFを使用している機種 1998年以降に設計された台湾メーカー製Pentium(Socket7) M/Bの大半 ○W83977を使用している機種 1998年以降に設計された台湾メーカー製PentiumII(Slot1)M/Bの大半 ASUS P2Bシリーズなど ○NS製MIOチップを使用している機種。 Intel OEM MotherBoard(Gateway2000, 富士通製Pentium Pro機などが使用) DELL PentiumII 300(97307) IBM Personal Computer 300GL(87307) FMV6200T5(87308) Micron ????(?????) 以下、ご報告をお待ちしています。レポート・質問も、 http://www.devdrv.co.jp/bbs/shsmod.cgi にお願いします。掲載許可以外のメールでの質問は、原則として受け付けません。 ●配布について 改変したものを紛らわしい形で配布しないでください。それ以外なんの制限も ありません。無保証。ソースは弊社が引き継いだ以降に開発した分からは公開し ていませんが、Gigo氏が開発したSHS18b03までの分には付いています。 ●免責 本ソフトを運用して生じた結果に対して、有限会社デバイスドライバーズは、い かなる責任も持ちません。開発・制作に関しては充分な注意を払っておりますが、 ご利用に関しましては、利用者ご自身の責任で行って下さい。 ●改訂履歴 1.93beta(2/20/2003) Modify VIA detection and Add ALi, SMSC, Winbond new Chip support. 1.9release(9/18/2000) Add ITE Chip detection. 1.9beta1(8/22/2000) Use shstable.c to use same table for win2k. Add List mode & Unsupported message. Add VIA Chip support. 1.8beta5(3/??/2000) Some bug fix for BIOS chek, *Not released. 1.8beta4(3/11/2000) Add Wibond Chips and Revision check, by DDD 1.8beta3(07-Sep-99) Fix x8_tbl bug 1.8beta2(28-Jun-99) 87338 PnP mode 1.8beta1(29-Apr-99) bug fix 1.7e(26-Apr-99) Verify BIOS work area COM port address. 1.7d(25-Apr-99) Support M1543C ? 1.7c(17-Feb-99) Support W83977EF ? 1.7b(04-Oct-98) Support ALI M1543? 1.7a(29-Aug-98) compile with #define PC87338, without NOACPI. 1.7(25-Aug-98) Support ALI M1543(Aladdin V south bridge) 1.6(17-Aug-98) Support NS PC87307,97307,87317,87308,87309(,87338) Fix/Add/Del SMC Table. WinBond W83877TF support ? Fix Winbond patch. Linux/FreeBSD support.(by youji takeuchi) 1.5(23-Jul-98) Support Winbond 87977F/AF/TF/ATF Support Windows98 Support 37N769,37M60x/61x/70x,37B77x/78x,37N958FR Added patch/depatch function 1.3-1.4 experimental,not released. 1.2b(25-Dec-96) Added support for 67x,68x 1.2a(01-Nov-96) Add 'B'(oth) port option. 1.2(31-Oct-96) Add support for 669FR,93xFR,93xAPM,957FR(Not tested yet.) Display port address for convenience. 1.0f add debug code & adaptation for linux. 1.0d, 1.0e experimental,not released. 1.0b -> 1.0c display string "com" -> "port", function exactly same. ●協力してくださった方々(一部) mizuhara@ca2.so-net.or.jp mio-h@ca2.so-net.or.jp chino@ca2.so-net.or.jp dmcnutt@wilma.widomaker.com jimwhite@ij.net tsuruzoh@butaman.ne.jp ytakeuch@po.iijnet.or.jp Joseph B. Wehbi ●Gigo氏からの献辞 本物の次世代、天平と七海に。 -------------------------------- 9/18/2000 V1.9 tom@devdrv.com http://www.devdrv.co.jp/bbs/shsmod.cgi Appendix.1 モデムの最高速度を変更する方法 希にモデム/TA自体は115,200bps以上の速度をサポートしているのに コントロールパネル->モデム->プロパティ->最高速度 で115,200以上に設定できないことがあります。 この場合、 1)modem.infを書き換える。 modem.inf(一般的な名前は決まっていないようです。俗に言うモデムドライバ) を書き直す方法は、 http://homepage1.nifty.com/gigo/bbs/gigo/gigobbs9703.html#9703310451 http://homepage1.nifty.com/gigo/bbs/gigo/gigobbs9703.html#9703312233 http://homepage1.nifty.com/gigo/bbs/gigo/gigobbs9704.html#9704051119 http://homepage1.nifty.com/gigo/bbs/gigo/gigobbs9709.html#9709070510 http://homepage1.nifty.com/gigo/bbs/gigo/gigobbs9709.html#9709070730 http://homepage1.nifty.com/gigo/bbs/gigo/gigobbs9710.html#9710151603 などを参考にしてください。 2)レジストリエディタで直接書きかえる方法 レジストリエディタなど恐くないという人向け。 接続しているCOMポート名、例えばCOM1で検索します。いくつかみつかりますが、 HKEY_LOCAL_MACHINES\System\CurrentControlSet\Services\Class\Modem\nnnn の下のattachedtoにあるのが目的のものです。無効に設定されていたりして見つ からない場合は直接開いても良いですが、せっかく設定したものが有効になった ときに元に戻ることがあります。 項目を眺めてそれが目的の定義だと分かったらattachedtoと同じレベルにある propertiesを開きます。 24番目(表示は16進数なので0x18のところ)の4バイトを以下のように変更します。 bps value 57,600 00 E1 00 00 115,200 00 C2 01 00 230,400 00 84 03 00 460,800 00 08 07 00 921,600 00 10 0E 00 Appendix.2 FAQ Q1.シリアルオーバーランエラーが多発するのですが。または、 Windows9xでインストールして暫く使っていると転送性能が落ちるのですが。 A1.シリアルオーバーランエラーは「通信速度が早すぎて間に合わず、PC側 (アプリケーション)で取り落とした」 ということです。SHSMODは115,200以上の速度に設定できるようにするもので シリアルポートやモデムの性能自体を上げるものではないので速度を上げれば このエラーが加速度的に増加するのは当然です。まともなシステムであれば これはゼロのはずで、一回でもこのエラーが出るようならその速度はその動作 環境には荷が重いと言うことです。  といってもシリアルの速さ等はたかが知れているので、460,800でもP5/90程度 で充分で間に合う事が確認されています。それが間に合わないのは、傍若無人に 振る舞う(CPU時間を取る)アプリケーションかドライバが動いているのだと思 います。可能ならば、アプリケーションやタスクトレイに常駐している各種ソフ トを止めてみたり、ビデオカードを交換して試してみて下さい。  NTだと好き勝手に振る舞えるのはドライバだけなのでMatroxのVideo cardと 言った札付き(ただしこれも対策が判明してます)が居なければ問題ないのですが Win9xの場合、無法地帯なのでこういうアプリケーションやドライバがいると いくらマシンを速くしてもほとんど効果がありません。その他、FIFOの設定が されていないとかスレッショルドの設定がおかしいとか、モデム/TAのファーム ウェアが正しく動作していないといった可能性もあります。実際、通常のPCが 受け取る事ができない115,200を超えたDTE速度に関しては、未テストで出荷さ れている例もあるようです。2台のPCをクロスケーブルで対向した接続で問題が 無いならば、モデム/TAを疑う手もあります。そもそも115,200を超えたDTE速度 がサポートされていない場合もあります。 要は速度を上げたために元々その環境の抱えていた問題が顕在化したという極々、 当たり前の話です。 また、オーバーランエラーが起こってもきちんとしたプロトコルを使っている限 り、極端に遅くなることはあってもデータが欠けたり化けたりすることは無いは ずでこういうことが起こるシステムはどこかに爆弾を抱えている可能性が非常に 高いので要注意です。 なお、NSのチップにはFIFOが32バイト積まれていますし、DMAをかけることも出来 るのでこれらを有効に使うドライバを書けばCPUが気絶でもしない限り取り落とさ ないシステムができるでしょう。こういうのが必要な人は自分で書いてください。 Gigo氏の環境でも、デバイスドライバーズ社の環境でもシリアルオーバーランを 起こすような環境は無いので、こういった症状で相談を頂いても対応のしようが ありません。また以前から、NECのATERMでのトラブル報告が多いのですが、弊社 では利用していませんし、残念ながら今後も積極的にATERMをサポートして行く 予定はありません。 Q2. 私のW83877が認識されません。 A2. W83877はTFのみサポートです。データシートには他のバージョンも230,400bps 460,800bpsなどをサポートするかのように書いてありますが、UARTにはbpsのx16倍 のクロックが必要だという基本的なことを完璧に忘れているので実際には出来ませ ん。 Q3. ACPIを有効にするとDisableと表示されます。 A3. 実際に使うとき以外はDisableされているようです。気にしなくて大丈夫です。 Q4. シリアルマウスが認識されなくなりました。 A4. Winbond/NSの場合、制限事項です。シリアルマウスが使用しているポートを Highに設定しないでください。 例えば、ポート1がシリアルマウスならSHSMOD 2 Hでポート2のみHに、その逆なら SHSMOD 1 Hでポート1のみHになるようAUTOEXEC.BATのSHSMOD B Hの行を書き換えて ください。 Q5.SMCチップなのですが、Windows98SEでうまく動作しないのですが。 A5.Windows98SEで、SMCチップでは相性が悪く、動作しない例があるようです。 動作している報告もあります。Windows98SEで明らかに、Seria.VXDが変更された のですが、ソースが公開されておらず、対処のしようがありません。 Q6.WindowsMEなのですが自動インストール可能ですか? A6.残念ながら、AUTOEXEC.BATを書き換えできないWindowsMEには、自動 インストールはできませんが、動作確認しています。 スタートアップ・プログラムとして「SHSMOD Hi」を登録するというような 技が必要になります。