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Embeded Unix インターフェイス CQ出版社 TSE Kernel Conference E-Kit Over115K / SHSMOD

Over115K / SHSMOD

SHSMODは、Gigoさんが作成した、SMC、NS、Winbond、ALI等のMuliti IOチップに隠されている機能を使って、Windows95/98上で、115,200bps以上のシリアル通信を実現させるソフトウェアの名前です。

最初はDOSの小さな別の名前のプログラムだったのですが、WindowsNT用や、Windows95用がやがて作られ、 さらには他の協力者の手によって、FreeBSD用や、Linux用も作られました。

Gigoさん自身がもうすでに使う事が無くなり、ほとんどメンテナンスできなくなってしまったこのソフトの面倒を見る事にしたのは、 私がデバイスドライバ開発の会社を作ってからです。今後、弊社では、 このGigoさんの作成した、SHSMOD関連のソフトウェアのメンテナンスを行うとともに、このアイデアを元に製品開発を目指して行く予定です。 取りあえず手始めに、SHSMOD(Windows95/98)動作レポートの掲示板を引き取り、レポートウェア版のメンテナンスを行っています。

SHSMODが実現するOver115Kの世界とは?

IDEディスクI/F、フロッピーI/F、16550互換シリアルポート、パラレルポートなど各種の機能を持ったマルチIOチップは最近のマザーボードのほとんどが使用しています。最近ではこれらのチップのほとんどがシリアルポートを通常のAT互換機のハードウェア設計の上限、115,200bps以上に設定できるHigh Speed Modeを持っているのですが標準では無効になっていて使えません。Over115Kはこのモードを活用してISDN 2B, ISDN V.120, 33.6K modem, 56K modemなどでぶつかる115,200bpsの壁を越えようというという試みを意味しています。

これが役に立つのは、だいたい以下のような状況だと思います。

  1. 該当するチップを使ったマシンと、サポートされているOSを使っている。
  2. ISDN MPで接続できる環境にあるか、アナログ回線でもV.42圧縮で接続できる環境にある。

    が最低限の条件で、さらに効果的に大量データのダウンロードで利用するためには、
  3. テレホーダイかタイムプラスの契約を結んでいるか、電話代を気にしないでいい環境にある。
  4. プロバイダが空いている時間に起きられる。(例えば朝の4:30)
といったところでしょう。しかし実際には、富士通FM-Vのほぼ全て、IBM Aptiva/ThinkPadと言った大手や、人気の高いPanasonicのLet's Noteシリーズ、Iwill,TYANと言った台湾製マザーボードメーカーが対応チップを採用していることで、結構使う事ができます。また、 ISDN 1Bでも圧縮を行うV.120使用時や, Modemでも33.6Kや56Kで最大4倍になるV.42bis圧縮を行う場合には115,200bpsの壁に当たるので有用かもしれません。

そのほか橘家鶴蔵氏作のディジタルカメラコントロールユーティリティ、Cameと併用して一部のディジタルカメラで115,200bpsを越える速度でのシリアル転送を行うのにも使えます。

 最近質問が多いので最初に確認しておきますがSHSMODはPC側のシリアルポートの速度を115,200以上の速度に設定できるようにするもので、OSやシリアルポートやモデムの性能を上げるものではありません。これは、モデムやTA、またはそのドライバが最初からサポートしている通信速度とは無関係です。また、シリアルポートを使わない内蔵モデムや内蔵TA、PCMCIA、USB接続タイプのモノには効果がありません。そもそも使われないので無意味です。

1.ドライバーパッチとサポートするチップ
2.ダウンロード
NEW! Win2K /XP VT82C686 and ALi M5135D and more for Linux
3.サポート掲示板
4.使う前のQ&A
5.動作レポート一覧(1998/09/09現在。削除予定)
6.SMCHSMODが出来るまで

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