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BLOG-ROMMER 日高のブログ

MATTER と SwitchBot

3月16日にFacebook を見ていていると、かなり衝撃的なニュースを発見した。

SWITCHBOT、新規格Matter対応のスマートリモコン

 
SwitchBot は低価格多品種で、ここ数年は少なくとも日本ではコンシューマー向けを中心に、急激に販売台数を増やしている IoT 機器だ。ホームページに、IoT デバイス累計販売台数 No.1 と記載されている通りだと思う。これが去年夏に制定された、実質 Amazon, Apple, Google の各スマートスピーカー統一規格である MATTER に対応した。MATTER規格が出てから約半年。いずれ対応機器が欧米から入ってきて出回るかも知れないとは思っていたが、かなり早かった。しかも日本では、IoTの覇権を取っている中国製品のSwitchBotからだからだ。

このPC Watch 記事 によると、C&S株式会社 は、スマートホーム規格のMatterに対応したSWITCHBOT製スマートリモコン「SwitchBotハブ2」を24日に発売する。価格は9,970円。 とある。しかもこれを機会に日本では、中国製のMATTER SwitchBotをSoftBankが売るということだ。

MATTERIoT 家電 を家庭内 IP で統一的に扱う国際規格で、背景には乱立していた各社のスマートスピーカーを初めとする コンシューマー IoT の規格統一と相互乗り入れという事情というか、目標がある。日本国内では、政府主導の独自 IoT戦略が功を奏しているため、当初から興味を持っている企業は無い様子で、参加団体は村田製作所しか無かった。

一方で近年急激にに日本の家庭用IoTを普及させて来ているのは、SwitchBotである。SwitchBot のホームページでは分かり難いのだが、SwitchBot を製造・販売しているSWITCHBOT 株式会社は、ドローンで有名なDJIの投資を受けて2015年に中国広東省深センで設立されたとのことだ。

DJIのドローンが各自にじわりじわりと日本市場に浸透して来た様に、IoT 家電に限らず中国製のSwitchBotが、MATTERやAIによる再構成される?スマートスピーカーなどとともに、日本のIoT市場を席捲するのであろうか。