EnOcean アライアンスイベント 2024
11月8日に恒例の EnOcean Alliance 日本イベントが市ヶ谷で開催され、120名以上の参加者が集まった。
EnOcean Alliance での新しい情報としては、新製品のセンサーモジュールと通信モジュールが中心で、日本国内の市場も一段落した感があった。
参加各社からの個別事例の発表においては、生成AI関連に触れたのは弊社だけで、相変わらず生成AIのIoT応用の難しさと、日本国内のAI導入の遅れを確認した様に感じた。
毎年この秋の開催に合わせて、日本企業の活動内容や製品を載せた、EnOcean Alliance Journal が作成されて配布されている。
EnOcean Alliance Journal 解説 とURL
EnOcean Alliance Journal> 2024年度号
https://www.enocean-alliance.org/wp-content/uploads/EnOcean_Alliance_Jou...
https://www.enocean-alliance.org/ja/marketing-material/events/
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Azure Open AI Studio
弊社からの発表は去年から継続しての、マルチセンサーで取得そたIoTデータをいかにして、生成AIに解析させるかである。
GAで使える様になった、Azure Open AI Studio を使用して、**Azure OpenAI on your data** 機能で自前データを RAG によるChatGPT-4o のカスタマイズに利用する。
IoTの様なデータ解析において生成AIにハルシネーション(嘘)を言わせない方向に導くためには、この様な実データによる誘導が重要な役割を果たす。
Azure Open AI Studio では .txt .md .html .docx .pptx .pdf といった一般的なデータをこの「Azure OpenAI on your data」の入力として利用出来る。
まさに IoT分野での利用に適していると考える。
サポートされるデータソースは次の通りで、IoT用途でも使い易い。
- Azure AI Search
- ファイルのアップロード (Preview)
- URL/Web アドレス (Preview)
- Azure Blob Storage (Preview)
- Azure Cosmos DB
- Elasticsearch ベクトル データベース(Preview)
利用可能なリージョンにも大きく依存するが、Azure Open AI が現在提供中のモデルは次の通り。
- GPT-4o, GPT-4 and GPT-4 Turbo Preview
- GPT-3.5
- Embeddings (埋め込み)
- DALL-E(画像生成)
- Whisper(発話)
- Text to speech (テキスト読み上げ、Preview)
ということで、すでに一通りの機能が利用可能である。
Azure Open AI Studio の **Azure OpenAI on your data** 機能のよる解析の一つ前のバージョンは前述の、EnOcean Alliance Journal でも解説している。
SlideShare 資料
Customize Chat-GPT using Azure OpenAI Studio
https://www.slideshare.net/slideshow/customize-chat-gpt-using-azure-open...
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- Atomu Hidakaさんのブログ
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