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BLOG-ROMMER 日高のブログ

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Windows 10サポート終了とは

Windows 10サポート終了とは何か?

すでに以下にて公開済の同じテーマについて、それの内情と本音を語るバージョンである。

https://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/all/windows/fc67ebd4-7...

に書いた記事の元は、同じ内容の、YouTube 動画である。
https://www.youtube.com/watch?v=yl-bzNuSvm0

そしてこのYouTube 動画の題材である「Windows 10 終了」は、その前に公開した MBR2GPT の YouTube 動画から生まれた。

MBR2GPT の YouTube 動画は、これまで私が公開した動画の中で、突出して視聴率が高かった。

何でこの様な マニアックな内容が受けるのかと思って YouTube のログを見ていると、皆「Windows 10 終了」のキーワードで検索して見に来ていると知って、腰を抜かした。
正直言って、「今頃そんなことを気にしているのか!」と驚いたわけだ。

MBR2GPT を歴史から考察

MBR2GPTを使いこなす の記事に続いて、MBR2GPT ネタである。

意外と知られていないことであるが、サポート問題を置いておけば、先日も指摘 の様に Windows 11 を新規インストールして使用するための物理的なインストール要件、つまり物理的な障害は、以下の2つである。

1.UEFI モードでWindows が起動し、セキュアブート対応
2.TPM(1.2または 2.0)が稼働

メモリー容量とマルチプロセッサー要件は必須であるし、UEFIブート機能が無いBIOSのPCと、TPM非搭載か、または物理TPMソケットが無い機種は残念ながら Windows 11 インストール対象外である。

TPM 1.2搭載か、またはTPMソケット搭載機種には Windows 11 を新規インストール可能だ。以前ここの記事で書いたが、その後同じくゲタ作成手法やTPM 調達により、手持ち全てのTPMソケット環境(と言っても6台だが)に、 TPM を実装、認識させて、Windows 11 をインストールさせることが出来ている。 知らない人がものすごく多いが、CPU要件は関係無い。

ここで重要なことは、セキュアブートに必須なUEFI モードでWindows を起動するためには、Cドライブのディスクのパーティション管理がGPTである必要がある点だ。

Windows が使用可能なパーティション形式は、1982年の PC-DOSで導入されたMBR(Master Boot Record)形式と、2005年にWindows XP x64で導入のGPT(Guid Partition Table)形式の2種類である。

Windows 11 インストール要件緩和

12月初めにWindows 界隈でちょっとした騒ぎが起きた。原因は一見意味不明な以下のBlog記事の公開である。

https://techcommunity.microsoft.com/blog/windows-itpro-blog/tpm-2-0-%E2%...

世の中、特に日本語文化圏ではその内容を全く理解しないどころか、独自視点の誤った記事書き、挙句の果てにその記事を削除、訂正するという愚行であった。また似たような多くの Windows 11のインストール要件の知識が薄い一般ユーザーからの問い合わせがあったのであろう。その後改めて Microsoft からインストール要件の変更が無いことがアナウンスされた。

いずれにしても原因は、前述の一見意味不明なブログ記述である。

重要部分の抄訳は次の通り。

Windows 10 のサポート終了が近づいていることはご存じのとおりです。
Windows 11 では、TPM 2.0 の高度な暗号化技術により、以前のバージョンの TPM 1.2 と比較して、現代の IT インフラストラクチャ向けのより多用途で重要なキー管理が実現します。
セキュア ブートや Windows Hello for Business などの機能と統合された TPM 2.0 は、検証済みのソフトウェアのみが実行され、機密情報が保護されるようにすることで、セキュリティを強化します。実装には組織の変更が必要になることは事実です。しかし、これは今日の複雑なセキュリティの課題に、より効果的に対抗するための重要なステップとなります。

知っている人は直ぐに「あの事だ」とピンと来るわけだが、世の中の大部分の人は理解出来ない。挙句の果てにもしかして、インストール要件が無くなったと誤解したというのが恐らく事の顛末あろう。

最新WDKと24H2

最新WDKと24H2

WDK配布サイトで公開の最新バージョンは、10.0.26100.2454 だがリリース ノート
https://learn.microsoft.com/en-us/windows-hardware/drivers/wdk-release-n... には以下が掲載されていて、20204年の秋以降何回か入れ替えたので、段階的に機能追加されている。

Released March 14, 2025.
Version 10.0.26100.2161
Version 10.0.26100.1882
Version 10.0.26100.1591

一方でこれまでは、事前評価版の配布もとである、Preview Windows Insider での配布内容は、DevもCanary も、10.0.26100.1 と古すぎて、役に立たない。

ということで以降は2024年 11月末時点で最新版の 10.0.26100.2454 を対象として紹介するが、10.0.26100.* シリーズは過去何回か更新されて来たので、今後も更新される可能性がある。

Windows Update で Windows ビルド番号がときどき更新される様に、今後もWDK、SDKのバージョン番号も随時更新される可能性がある。
ちゅういされたい。

配布先は、「WDK」検索ですぐに見つかる以下である。前述の通りWDKのバージョン変更に備えてなのかが不明であるが、WDKのダウンロード先は固定リンクではない。

https://learn.microsoft.com/windows-hardware/drivers/download-the-wdk

今回というか、24H2世代における大きな変更点は、Visual Studioへのドライバー開発環境とテンプレートをインストールするVSIXが Vosual Stuio のオプションコンポーネントに移動したことである。
Windows Driver Kit の名目でオプション選択するこのコンポーネントを未インストールの環境に WDK をインストールしようとすると次の警告メッセージが出力されて、WDK インストールが失敗する。

CQエレクトロニクスセミナー 開催

「本セミナでは,以前のインターフェース掲載記事を元した単純な入門用ドライバと,オリジナルの汎用IoTドライバを教材に,組み込みLinuxにおけるドライバ開発の基本,最近のAI利用のコーディングから,デバッグ手法とパッケージングまでを習得することを目指します.開発環境はPC 1台で開発の全てをホストする,WindowsとWSLを使用します.合わせて,その上でYocto Projectを稼働させて開発するためのノウハウも伝授します」という、担当セッション紹介で告知した、ハンズオンセミナーが終了した。

https://interface.cqpub.co.jp/linux-hands-on/

- 1回目 2024年 9月27日 開催
- 2回目 2024年 12月09日 開催

開催は6回。弊社担当は 「Linuxデバイス・ドライバ開発入門」であった。
各回抽選で10名の参加であったが、毎回50名以上の応募があったという話である。

ボードとデモ画面

ハンズオンで使用の基板 Avnet MaaaxBoard 8ULP

ハンズオンセミナー環境の構成概要図

Windows 11 24H2 リリース

今では毎年恒例の、秋の Windows 11 新リリース版の配布が順次始まった。Windows 11 24H2 が正式にリリースされた。
主なポイントは下記紹介ページに掲載の次の通り。

バージョン 24H2 Windows 11の新機能

- 機能が一時的なエンタープライズ管理下になくなった
- チェックポイント累積更新プログラム
- 24H2のCopilot+PC専用機能
- バージョン 23H2 以降にWindows 11に追加された機能
- Windows 11 バージョン 24H2 で削除された機能

Microsoft Developer Day 2024

先日、千代田区大手町、大手町プレイス (イーストタワー) で開催された「Microsoft Developer Day 〜 AIで開発者の力を最大限に引き出す」に、スタッフとして参加した。
日本マイクロソフトではこの様に不定期で、ときおり「今が旬」のトピックをテーマにしたイベントを開催するが、今回はまさに生成AIがテーマで、特に今注目を浴びつつあるマルチモーダルなエージェントがハイライトされていた様子である。

イベント開催ページの紹介によると、基調講演に加え、「AI Development(AI開発)」と「Developer Productivity(開発者の生産性)」の2つのトラックで合計12を超えるセッションが行われ、展示ブースやアンカンファレンス形式のネットワーキングパーティもあり、参加者は最新技術の情報を得るとともに、業界の専門家との交流を深めることができるとある。

実際に参加して、セッションはAzure AI活用、.NET、GitHub から、技術コミュニティ参加のすすめ、まで幅広いテーマで、生成AIにアプローチしていた。
個人的には、AIの倫理的に活用するための知識と、一般社団法人CTO協会の案内に興味を引いた。勿論知り合いの参加者も多く、パーティーやLTもあり、盛りだくさんのお祭りという感じであった。

Microsoft Developer Day

https://msevents.microsoft.com/event?id=1289012583

EnOcean アライアンスイベント 2024

11月8日に恒例の EnOcean Alliance 日本イベントが市ヶ谷で開催され、120名以上の参加者が集まった。

EnOcean Alliance での新しい情報としては、新製品のセンサーモジュールと通信モジュールが中心で、日本国内の市場も一段落した感があった。
参加各社からの個別事例の発表においては、生成AI関連に触れたのは弊社だけで、相変わらず生成AIのIoT応用の難しさと、日本国内のAI導入の遅れを確認した様に感じた。

毎年この秋の開催に合わせて、日本企業の活動内容や製品を載せた、EnOcean Alliance Journal が作成されて配布されている。

CQセミナー準備とYocto

CQ出版 編集部からの依頼で、9月27日のマイコン活用のハンズオンセミナーの開催が決まったので、WSL2 (以降 WSL) を中心に事前調査・実験を繰り返して実現方針を固めた点をまとめる。

ハンズオンセミナーは抽選で選抜された10名の参加者にたいして、i.MX8ULP マイコンを配布して、組み込みLinuxの基本を伝授するという内容。
事前に提出した紹介文の口上は次の通りである。

本セミナでは,以前のインターフェース掲載記事を元した単純な入門用ドライバと,オリジナルの汎用IoTドライバを教材に,組み込みLinuxにおけるドライバ開発の基本,最近のAI利用のコーディングから,デバッグ手法とパッケージングまでを習得することを目指します.開発環境はPC 1台で開発の全てをホストする,WindowsとWSLを使用します.合わせて,その上でYocto Projectを稼働させて開発するためのノウハウも伝授します

この口上の通り開発環境はYoctoで、組み込みLinuxの基本からAIコーディングとデバッグを含んで、ハンズオンは朝10時からはじめて午後5時終了と、なかなかのハードスケジュールである。

Microsoft コミュニティー15周年

Microsoft コミュニティー が15周年を迎えたとのこと。下記にします様な、いくつかオンラインのイベントが行われて、モデレーターにはマグカップとTシャツが配られた。

Microsoft コミュニティーが 15 周年を迎えました!

Celebrating 15 years of the Microsoft Community | Microsoft

YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=bsslbp1-JKg

LinkedIn: https://www.linkedin.com/company/microsoft-support-community/posts/

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