ESECとLinuxリアルタイム拡張
嵐のような3日間のESEC(組み込みシステム開発技術展)が終わった。
まずは、うちのような小さなブースをわざわざ訪問して下さった、お客様、取引先の皆様、そして新旧の知己の皆様に深く感謝。特に毎年来て頂いている(ファン?)の方々が徐々に増えてきているようで、有難い限りである。
ESEC開催と販売開始に合わせてキャンペーン販売を行ったEddy ARM9 組み込みLinuxボードは、お陰様で好評のようでかなり売れた。特に最終日には一時的に行列ができるほどだったが、準備不足を痛感した。
EddyのROMには標準で、Lemonixと呼ぶリアルタイム拡張済のカーネル2.6系Linuxが搭載されているのだが、事前に詳しくセールスポイントに関して情報調査をしていなかった。Eddyに搭載したLemonixの応答性能の最悪値は37μsecである。開発元からは、リアルタイム応答性能の他社との比較のグラフを事前に貰っていたのだが、そのことをカタログ等では取り上げてなかった。この37μsecという値は、Wind River Linux の定義によれば、十分Real-Time Coreとして通用するものであり、またMontavistaと比較しても遜色ない値である。
購入して頂いた方から早速激励のブログ書き込みを頂いた。
組み込みLinuxボードの新星Eddy
高い評価を頂いているようで、嬉しい。
リアルタイムというとTRONがすぐに出てくるが、リアルタイムLinuxだって捨てたモノではない。.NET Micro FrameworkのSteve Maillet 氏が、「リアルタイム機能を使いたい人はTRONを使えば良い、その上で.NET Micro Frameworkを動かすことも可能だ。」と言っていたが、Lemonixの上で、.NET Micro Frameworkなどと考え始めているところだ。おっとその前にまず、デバッグの続きをしなくては。
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