.NET Gadgeteer 入門 その2 (IoT Kit)
.NET Gadgeteer 入門 として、FEZ Spider (Spider IoT 学習KitとEnOcean IoT入門キットで採用)を事例にして、現時点の最新情報に基づいて具体的なインストールとファームウェアのアップデート手順をまとめたので公開する。
インストールとファームウェアのアップデート手順
- 準備と基本操作テキスト
また日本マイクロソフト株式会社のエバンジェリストの太田寛氏の了解を得て、Microsoft Azureのアカウント作成から.NET Gadgeteerのプログラミング演習までを自己学習形式の資料にまとめた。
この資料は太田寛の著作による「Internet Of Things ハンズオン(初期版)」を元に、.NET Gadgeteer V4.3用に修正し、さらにEnOcean無線センサーに対応させている。ライセンスと免責事項に関しては、この「Internet Of Things ハンズオン」に従う。
関連ページ
この「Internet Of Things ハンズオン」に関連するページを次に示す。
- Internet Of Things ハンズオン(初期のバージョン、V4.2用)
http://aka.ms/IoTHandsOn - Internet Of Things キット ハンズオントレーニング(最近のバージョン)
http://aka.ms/IoTKitHoL (Internet of Things キット ハンズオントレーニングテキスト) - 太田寛氏のブログ「デバイスとITの架け橋」
http://blogs.msdn.com/b/hirosho/
プログラミング演習テキスト
以下にEnOcean IoT入門キット用の演習テキストを公開する。
- プログラミング演習テキスト
サポートソフトウェア
サンプルソースコード(Visual Studio プロジェクト)とバグフィックスのDLLも合わせて公開する。
2014年6月ごろから計画していたV4.3対応のIoT学習キットのテキストとサンプルコードの公開が遅れたのには理由がある。それはV4.3の.NET GadgeteerとGHI SDKにはネットワーク関連を中心に、数多くの仕様変更、不具合、バージョンアップがあったからだ。その度に、アプリケーションのコードをテストして書き直し、演習テキストも編集した。実際に以下のGHI SDKの配布ページを見て頂くと、7~8か月の間にそのようなリリースがされたのかがわかるであろう。
https://www.ghielectronics.com/support/netmf/sdks
NETMF SDK の最新版はQFE2なので、RTMから数えて2回公開バージョンが上がった。GHIのパッケージは7月にR2が出て10月のR5まで4回変わった。
.NET Gadgeteerの公開バージョンは、2.43.800, 2.43.900, 2.43.1000と3回変わった。
http://gadgeteer.codeplex.com/releases
そしてGadgeteer SDKの最新公開版の2.43.1000には、まだGadgeteer.Webserverライブラリに致命的なバグがある。それを回避するのが、以下のSupportBinaries.zipである。
- EnOcean Iot Kit サンプルプロジェクト
- ET 2014 Yokohama 日本マイクロソフトブースのAzure Cityのデモ・プログラム
- Gadgeteer.Webserverライブラリのバグ修正と修正版のMicrosoft.Azure.Zumoライブラリ
http://www.devdrv.co.jp/hidaka/files/SampleProjects.zip
EnOcean Iot KitのCDに含まれるサンプルプログラム
①HelloGadgeteer - .NET Gadgeteerの入門プログラム
②LEDServer - Webブラウザで制御するマルチカラーLED
③MobileService - EnOcean無線通信データをAzure Mobile Serviceに送信
④AzureMobileEnOcean - ローカルディスプレイ制御とAzure Mobile Serviceへの送信
http://www.devdrv.co.jp/hidaka/files/DemoProjects.zip
マイクロソフトブースで展示していた Azure City のデモでジオラマの街中をAzure電車が走っていた。そしてこのデモプログラムは次の3つのIoTシステムを実現していた!
①電車の動きを2個の加速度センサーで感知して、電車の接近をMicrosoft Azureにリアルタイムで伝える「Accel」
②電車に搭載(する予定だった)小型バッテリーレス無線温度湿度センサーのデータを定期的に伝える「EnOcean」
③Azure Cityの温度と湿度をデータを定期的に伝える「TempHumid」
http://www.devdrv.co.jp/hidaka/files/SupportBinaries.zip
展開してできるGadgeteer.Webserver43フォルダ内の11個のファイルで、C:\Program Files (x86)\Microsoft .NET Gadgeteer\Core\Assemblies\.NET Micro Framework 4.3
以下のファイルを全て上書きして使う。詳細は前述の演習テキスト参照。
- Atomu Hidakaさんのブログ
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