Windows
Windows 10サポート終了とは
投稿者:Atomu Hidaka 投稿日時:土, 2025-03-15 11:50Windows 10サポート終了とは何か?
すでに以下にて公開済の同じテーマについて、それの内情と本音を語るバージョンである。
https://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/all/windows/fc67ebd4-7...
に書いた記事の元は、同じ内容の、YouTube 動画である。
https://www.youtube.com/watch?v=yl-bzNuSvm0
そしてこのYouTube 動画の題材である「Windows 10 終了」は、その前に公開した MBR2GPT の YouTube 動画から生まれた。
MBR2GPT の YouTube 動画は、これまで私が公開した動画の中で、突出して視聴率が高かった。
何でこの様な マニアックな内容が受けるのかと思って YouTube のログを見ていると、皆「Windows 10 終了」のキーワードで検索して見に来ていると知って、腰を抜かした。
正直言って、「今頃そんなことを気にしているのか!」と驚いたわけだ。
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MBR2GPT を歴史から考察
投稿者:Atomu Hidaka 投稿日時:土, 2025-02-08 18:32MBR2GPTを使いこなす の記事に続いて、MBR2GPT ネタである。
意外と知られていないことであるが、サポート問題を置いておけば、先日も指摘 の様に Windows 11 を新規インストールして使用するための物理的なインストール要件、つまり物理的な障害は、以下の2つである。
1.UEFI モードでWindows が起動し、セキュアブート対応
2.TPM(1.2または 2.0)が稼働
メモリー容量とマルチプロセッサー要件は必須であるし、UEFIブート機能が無いBIOSのPCと、TPM非搭載か、または物理TPMソケットが無い機種は残念ながら Windows 11 インストール対象外である。
TPM 1.2搭載か、またはTPMソケット搭載機種には Windows 11 を新規インストール可能だ。以前ここの記事で書いたが、その後同じくゲタ作成手法やTPM 調達により、手持ち全てのTPMソケット環境(と言っても6台だが)に、 TPM を実装、認識させて、Windows 11 をインストールさせることが出来ている。 知らない人がものすごく多いが、CPU要件は関係無い。
ここで重要なことは、セキュアブートに必須なUEFI モードでWindows を起動するためには、Cドライブのディスクのパーティション管理がGPTである必要がある点だ。
Windows が使用可能なパーティション形式は、1982年の PC-DOSで導入されたMBR(Master Boot Record)形式と、2005年にWindows XP x64で導入のGPT(Guid Partition Table)形式の2種類である。
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Windows 11 インストール要件緩和
投稿者:Atomu Hidaka 投稿日時:土, 2025-01-18 11:2012月初めにWindows 界隈でちょっとした騒ぎが起きた。原因は一見意味不明な以下のBlog記事の公開である。
https://techcommunity.microsoft.com/blog/windows-itpro-blog/tpm-2-0-%E2%...
世の中、特に日本語文化圏ではその内容を全く理解しないどころか、独自視点の誤った記事書き、挙句の果てにその記事を削除、訂正するという愚行であった。また似たような多くの Windows 11のインストール要件の知識が薄い一般ユーザーからの問い合わせがあったのであろう。その後改めて Microsoft からインストール要件の変更が無いことがアナウンスされた。
いずれにしても原因は、前述の一見意味不明なブログ記述である。
重要部分の抄訳は次の通り。
Windows 10 のサポート終了が近づいていることはご存じのとおりです。
Windows 11 では、TPM 2.0 の高度な暗号化技術により、以前のバージョンの TPM 1.2 と比較して、現代の IT インフラストラクチャ向けのより多用途で重要なキー管理が実現します。
セキュア ブートや Windows Hello for Business などの機能と統合された TPM 2.0 は、検証済みのソフトウェアのみが実行され、機密情報が保護されるようにすることで、セキュリティを強化します。実装には組織の変更が必要になることは事実です。しかし、これは今日の複雑なセキュリティの課題に、より効果的に対抗するための重要なステップとなります。
知っている人は直ぐに「あの事だ」とピンと来るわけだが、世の中の大部分の人は理解出来ない。挙句の果てにもしかして、インストール要件が無くなったと誤解したというのが恐らく事の顛末あろう。
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最新WDKと24H2
投稿者:Atomu Hidaka 投稿日時:日, 2024-12-22 15:39最新WDKと24H2
WDK配布サイトで公開の最新バージョンは、10.0.26100.2454 だがリリース ノート
https://learn.microsoft.com/en-us/windows-hardware/drivers/wdk-release-n... には以下が掲載されていて、20204年の秋以降何回か入れ替えたので、段階的に機能追加されている。
Released March 14, 2025.
Version 10.0.26100.2161
Version 10.0.26100.1882
Version 10.0.26100.1591
一方でこれまでは、事前評価版の配布もとである、Preview Windows Insider での配布内容は、DevもCanary も、10.0.26100.1 と古すぎて、役に立たない。
ということで以降は2024年 11月末時点で最新版の 10.0.26100.2454 を対象として紹介するが、10.0.26100.* シリーズは過去何回か更新されて来たので、今後も更新される可能性がある。
Windows Update で Windows ビルド番号がときどき更新される様に、今後もWDK、SDKのバージョン番号も随時更新される可能性がある。
ちゅういされたい。
配布先は、「WDK」検索ですぐに見つかる以下である。前述の通りWDKのバージョン変更に備えてなのかが不明であるが、WDKのダウンロード先は固定リンクではない。
https://learn.microsoft.com/windows-hardware/drivers/download-the-wdk
今回というか、24H2世代における大きな変更点は、Visual Studioへのドライバー開発環境とテンプレートをインストールするVSIXが Vosual Stuio のオプションコンポーネントに移動したことである。
Windows Driver Kit の名目でオプション選択するこのコンポーネントを未インストールの環境に WDK をインストールしようとすると次の警告メッセージが出力されて、WDK インストールが失敗する。
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Windows 11 24H2 リリース
投稿者:Atomu Hidaka 投稿日時:木, 2024-12-05 15:26今では毎年恒例の、秋の Windows 11 新リリース版の配布が順次始まった。Windows 11 24H2 が正式にリリースされた。
主なポイントは下記紹介ページに掲載の次の通り。
- 機能が一時的なエンタープライズ管理下になくなった
- チェックポイント累積更新プログラム
- 24H2のCopilot+PC専用機能
- バージョン 23H2 以降にWindows 11に追加された機能
- Windows 11 バージョン 24H2 で削除された機能
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Microsoft コミュニティー15周年
投稿者:Atomu Hidaka 投稿日時:火, 2024-09-10 20:10Microsoft コミュニティー が15周年を迎えたとのこと。下記にします様な、いくつかオンラインのイベントが行われて、モデレーターにはマグカップとTシャツが配られた。
Microsoft コミュニティーが 15 周年を迎えました!
Celebrating 15 years of the Microsoft Community | Microsoft
YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=bsslbp1-JKg
LinkedIn: https://www.linkedin.com/company/microsoft-support-community/posts/
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WSL 使いこなしとリモートアクセス
投稿者:Atomu Hidaka 投稿日時:木, 2024-08-29 21:445月頃にCQ出版社から、マイコンでYoctoで、デバイスドライバー開発のハンズオン・セミナーを開催出来ないかと打診があったので少し考えた。
セミナーで使うマイコンクロス開発環境ツールはWindows限定。一方でYoctoはLinux必須、ターゲットマイコンを含めると三種類環境を使うハンズオンセミナーを、何とかしてコンパクトに使いこなす必要がある。
仮想環境は準備が重く、受講者持ち込みPCの性能に影響を受け易いので厳しい。そこで全てをWSL2の活用で何とかならないかと、調査・検討した。
思い起こせばWSL2は2020年の Microsoft Build での発表だった。個人的に USB とSSH Serverがどの様に取り扱われのかに、注目していた。
Scott Hanselman 氏のセッションでシームレスに SSH Serverが動作していたので、それを真似て環境を構築したことを覚えている。
そしてその後、SSH Serverを改良したとの記事を見た記憶があるので、それもまとめて整理、動作確認した。
以下が Microsoft Build で最初に公開された Scott Hanselman 氏のブログである。1か月後に、より簡単な手順が公開されたときに「DO NOT DO THE INSTRUCTIONS」と修正されたが、手順が少し複雑なだけで、問題なく動作する。また日本語検索では、この方法に似た方法しか出て来ないし、そのうち一部は正常動作しない。まさに「DO NOT DO THE INSTRUCTIONS」の方法である。
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今どきの構成証明書署名(2024年版)
投稿者:Atomu Hidaka 投稿日時:木, 2024-07-25 16:241. HLK テスト済みのダッシュボードで署名されたドライバー
2. テスト シナリオ用の Windows 構成証明署名付きドライバー
わかり難い表現であるが、一般配布向けはHLK テスト済みのドライバー。試験的な配布ではテストしてない 構成証明署名付きドライバーの配布も可能である。
参考記事
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/drivers/dashboard/cod...
ダッシュボードの管理画面
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MBR2GPTを使いこなす
投稿者:Atomu Hidaka 投稿日時:水, 2024-05-15 17:34以前、TPM1.2 攻略 と関連情報で触れたが、Windows 11をインストールするためには、TPMのほかに 起動ドライブがGPT(GUID Partition Table) 形式であることが必要である。一般にはBIOSがUEFIモードでブート、とかセキュアブートが必要とも表現されるが、いずれもドライブが GPT 形式であることが大前提である。
GPT パーティション形式は、古くはWindows XP 64bit版 で導入された。しかしWindowsでは歴史的に 32bit アークテチャ(x86) が中心で普及し、昔からのMBR形式のパーティーションが利用されていることが多かった。GPT は物理フォーマットがMBRとは異なるため、データを持つ場合には容易にパーティション形式を変換出来ない。
例えば一番簡単に起動ドライブをGPT形式にする方法は、DISKPART コマンドのCLEANコマンドや Windows のインストール時の操作で、インストール先のCドライブを空にすることである。
しかし Windows 10のサポート終了の予定が明らかになった現在、従来形式のパーティーションテーブルを持つディスクドライブを、データを保持したままGPT形式に変換する要望もある。ここではその要望を叶える、現状の起動ドライブやWindowsシステムやCドライブのデータを保持したまま GPT パーティション形式に変換する MBR2GPT.EXE コマンドの使い方を紹介する。
MBR2GPT.EXE コマンドのリファレンスは以下に掲載されている。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/deployment/mbr-to-gpt
Windows APO のGUI と Win32 API
投稿者:Atomu Hidaka 投稿日時:日, 2024-02-25 00:46約1年前、CQ出版インターフェース誌 2023年4月号から「Windows 11時代のデバイスドライバ開発」の連載が開始した。
この連載開始時から抱えていた、正確には連載開始の6年前からのAPOの致命的とも言える課題を紹介する。
大筋は、インターフェース誌 2024年4月号記事に書いた通りだが、コントロールパネルのオーディオ制御GUIが約7年前に廃止となり、後継機能と推測される「設定」パネルのオーディオ制御が使い難いままとなっている点である。
この状況の問題を整理すると次の通り。
- コントロールパネルに代わる、「設定」パネルに代わるオーディオ制御機能を一部しか提供出来ていない
- そのため「設定」パネルのいくつかの機能はコントロールパネルの呼び出しとして実装されている
- コントロールパネルに代わるカスタムGUI提供方法が用意されていない
参考までに指摘すると、以前はコントロールパネルでのオーディオ制御機能がずっと提供されて来て、APO制御用サンプルコードも公開されていた。
しかし2017年7月7日に突然、その機能していたコントロールパネルのサンプルコードは、GitHub更新から削除されたままである。
そのログが以下である。
**Removed property page extention to make Sysvad universal driver.**
と記されている。2017年7月7日の項である。
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